ぶどうえび
2023年3月4日(土)テーマ:お店情報
いつもお世話になってる魚屋さんに
2日間連続であのえびが入荷しました。
あのえび!
これでピンッ!!とくる方は、
かなりの通ですね。って、
題名にしちゃってるので
バレバレですが(笑)
あのえびの正体は、
なんと【ぶどうえび】です!!
巷では、まぼろし~とか言われている
あのぶどうえびです。
この深いワインレット、
巨峰みたいな色合いが、
ぶどうえびと言われる所以でしょうか。
しかし、
確か夏ごろが漁期と記憶していたが・・・
今まで漁の制限のおかげで
資源が少し回復しきたのだろうか。
それにしてもあのぶどうえびなんで、
やはり驚きの仕入れ値ではあるが、
無駄にすることなくしっかりと
お届けしたいと思います。
出張御礼
2023年2月10日(金)テーマ:出張・ケータリング
先日、大阪へ出張握りいってきました。
おかげ様でご好評いただきまして、
9月に続き2度目の大阪です。
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今回もたくさん大変お世話になりまして
本当にありがとうございました。
たくさんのお客様や友人の方々と
時間共有させていただけたこと
本当に心より感謝申し上げます。
共有できる時間は、何物にも代え難い
貴重で本当に有難いと受け止めております。
これだけでも大阪に来て良かったと
思えるほど本当に感謝しております。
片道1,000km往復2,000km
来て良かったといつもマネージャーと
車中で語り合います。
マジメなお話からお笑いトークまで。
特にお笑いを真剣に議論できる場所は、
大阪ならではだと思います。
お笑い好きとしましては、
大変うれしい限りです。
あのコンビのあのネタが・・・とか
〇〇はあかん、あそこはちゃうねん
でもな、〇〇はおもろいねん。とか
大の大人が真剣な表情でお笑いの議論。
あかん言うてるけど
否定ではないあかん!って最高!!
全員ステキ過ぎ!
ひかえめに言って最高しかないです。
非常に内容の濃い2日間でした。
本当にありがとうございました。
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~おまけ~
今回は、ジャズを聴きながら夕日を見ながら。
大人の音楽、淑女紳士が集う音楽のパーティ。
ぼくまで紳士になったような気がします。
(黙ってそこにいればギリそれなりに見える寿司屋(笑))
ジャズと夕日がとてもよく似合う淑女
キレイな夕日でした。
3人で記念撮影。
初対面のお客様でしたが、
まさかの共通の知人がいるということで
謎の記念撮影。
ある意味、出張の醍醐味の一つですね。
そこに1匹タコボーズがまぎれ込んでますが、
パーティが終わった後なのでご了承くださいませ。
ちなみにタコボーズが持ってる白ワインは、
3リッターだそうです。フランス?から
持ってきたとか・・・。
いろいろ気になることばかりです(笑)
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~番外編~
早起きして少し足を延ばしてみました。
25年ぶりに難波へ
あさ9:00前くらいに到着。
朝にも関わらず
観光のお客さんだらけ。
中国の方々かなぁと思ってたら
どうやら違うらしい。
にしてもインバウンドが戻ってきてる感が
最高に良き!
当然、グリコポーズはお約束?
ちなみに周りには、順番待ちの
観光客が10人位。
みんな恥ずかしながら
グリコポーズしてました(笑)
食い倒れの街・・・
一口も何も食べずに
後ろ髪を引かれる思いで
後ろ髪を引かれる思いで
後ろ髪を引かれる思いで
大阪を後にしました。
あなご
2023年2月8日(水)テーマ:新富の思い入れ
今日は、とてもとても大事にしている
前置きをお休みして
さっそく
本題に入っていきたいと思います。
本日は新富の【あなご】についてです。
実は、
詳しくご紹介できていなかったので
何回かに分けてご紹介していきたいと
思います。
今日のトピックは、
あなごです。
新富のあなごは、
どこに気を使って
どういうプロセスで
つくられているのか
いろいろと工程はあるのですが、
そんな中でも【煮汁】は最重要工程です。
ただ、確かに重要ですが、
どこがどう重要なの?
というところですよね。
今日は、その重要という部分を
掘り下げてご紹介したいと思います。
最後までおつき合い
よろしくお願いします。
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■煮汁をつくるための仕込み
当店は、煮あなごで提供しています。
当然煮汁をつくっていく訳ですが、
新富のあなごの煮汁に欠かせない
仕込みが3工程あります。
▷仕込み
▷焼き
▷煮詰める
今日はそのうちの一つ、
【仕込み】を
ご紹介をしていきたいと思います。
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一番最初の工程、仕込みです。
一番手間がかかって一番目立たないけど
ここが丁寧にできていないと・・・
という部分です。
この仕込みで
とても大事にしているところ
ここが一番ポイントになるところ
それが
【血抜き】です。
この血抜きが、
しっかりできていないと
そもそもダシの素なので、
すべてが台無しです。
動画の骨は、一匹分を
半分にしたものです。
表面は、
水洗いすれば綺麗に見えますが、
専用工具を使って処理をすると
あれだけの量が内部に残っています。
うちでは、白身等で
熟成をつくるんですが、
この熟成をつくる過程で
大事になる工程も血抜きです。
あなごに限らず
熟成に限らず
通常の仕込みの中に
大事な工程として
必ず行っています。
おっと、、、
話を戻します。
あなごの骨1本づつ丁寧に
血抜きをしていきます。
見た目には、キレイに見える骨でも
実は、隅々まで血液がしっかり
行き届いています(the健康)
ぱっと見の骨からは、
洗い流せば血は取れるじゃん!
程度ですが、実は実はそうでもないんです。
これは、あなごに限らずどの魚でも
同じなので専用器具を使って
効率的にしっかり取っていかないと
いけません。
※画像は、シャープペンの芯です。
シャープペンの芯の先に見える穴は、
あなごの神経が通っている部分です。
芯2~3本分くらいでしょうか。
ここに入っている神経も血抜き同様
除去しなければなりません。
しかしながら
これくらい!と思う方がいるかも
しれませんね。
あなご1本のサイズは、
500g~700gの間で
仕入しています。
たまに1kgオーバーもの入りますが。
デカいっす!
例えば700gのあなごを使用した時、
骨が約10%前後だとしましょう。
骨の中に固まって入っている血量を
量ったことありませんが、
多分3mg未満程度に仮定。
この数mgをどう見るかというところです。
魚の嫌がられるドラフト1位候補は
やはり血生臭いところでしょう。
煮あなごをつくる時は、
10本以上でつくりあげます。
ということは、
骨の中に残っている血液量が
1本2mg程度と仮定すると
単純計算でも20mg超がダシの中に
入ることになります。
結構な量です。
5~6年前熟成に出会いました。
それから専用ノズルを調達し、
頭や骨も丁寧に血抜きしてきました。
ここが美味しい煮汁をつくる上で
1番大事なところだと思います。
あなごの煮汁をつくる工程で
とても大切にしていること
血抜きです。
必要なのは、骨と頭のスペックで
それ以外の余計なもの
血液と神経は、
できる限り除去すること。
これをすることによって
美味しい要素をさらに
プラスできると思います。
骨の隅々まで血液がいっているなんて
当時は考えもしませんでしたし、
そもそも知りませんでした。
これは、あなごに限らず
どの魚でも一緒だと思います。
専用工具を使って
効率よく丁寧に取り除くことが
できています。
いろいろなやり方があると
思います。それぞれの環境や
好みによってやり方は千差万別です。
修業時代の経験値を下地にアップデートし、
今は、修業時代とは全く真逆の工程で
仕込みをしています。
それは決して修業時代や先輩方が
積み上げてきた技術を
否定するものではなく
受け継いできた技術があるからこそ
現代の技術に取り入れられる訳です。
柔道でいうところの
合わせ技1本です!
いろんなお寿司屋さんがあって
いろんな板前さんがいます。
『仕込みでどういうところを工夫していますか?』
なんて切り口で、行ったお寿司屋さんの大将と
会話してみると面白いかもしれません。
会話の後に出されるそのお寿司は
一味違ったものになるかも・・・