入り口
2017年3月8日(水)テーマ:ブログ
一つのものを見る時、考える時、どの位の入り口をお持ちですか?
私は、20代〜30代の頃に比べるとちょっとは増えたような気がします。
そこを大事にする感覚を身に付けていたので、震災以降は、格段に増えたと思います。
例えば、『サイコロ』です。好きなように見て下さい。
面は、いくつあるでしょう???
自分が、椅子に座っている状態でテーブルにあるサイコロと向き合います。
サイコロは、どの面が正面でも構いません。
見えるサイコロの面は、2つです。正面と上段面。
首をちょっと傾げれば、側面も見えて来ます。
逆に傾げればもう一方の側面も見えます。見えたのは、4面です。
これが、自分の20代でした。
正面に見える反対側にも面がある事を知っているので、身体を動かすか
手でサイコロを持って反対面を見ます。
また、上段があればテーブル接地面の面もある事を知っているので、
そこも合わせて見ます。
これが、自分の30代のものの見方だったような気がします。
6面全て見た気になって満足していました。
ここまでくるのに30年以上かかりました。
そして、40代の今。
サイコロを自分で分解して、裏側まで見れるようになってきました。
すると12面以上ある事に気づけます。
怖いという想いと嬉しさが同時に共存する複雑な感覚を覚えます。
これが、今の自分の成長かなと思います。
サイコロは、ものの例えで使用しましたが、自分が約40年かかって気づいた事に
今の若者は、すでに20代で普通に知っています。
自分の人生の『半分の時間』で知り得ている現代の若者は、本当に凄い!
どんどん若者と接し、スポンジのように吸収していきたいおじさんです。
ただ、ちょっと残念な想いもあります。
先日、若者と接する機会を頂きました。
限られた時間ではありましたが、とても有意義な時間でした。
数人の若者達の意見を聞く機会にワクワクしながら予定をキャンセルして
時間を作り行って来ました。もの凄く楽しみでした♫
プレゼンは、どの意見を聞いても全て立派です。
携わる分野に置いての発展と繁栄を望み、一歩づつ歩もうとしています。
同じ世代の時に自分では、間違いなく考えられないような完成度の高いプレゼンです。
これはこれで素で凄いと思います。
ただ、自分が期待していたものとは少し異なりました。
別に間違いではありません。あくまでも見解の相違です。
震災の影響なのか、地元に対しての想いが強すぎるのか・・・。
見えない何かに遠慮しているのか、失敗を恐れているのか・・・。
若さ故のハチャメチャ感というか、尖ったというか、
若者の特権が、良い意味で感じられませんでした。
というより、若者のプレゼンを聞いていて楽しさやワクワク感を
感じられませんでした。
まぁこれは、自分の願望であってどっちが正解とか間違いとかではありません。
ましてやこの日は、楽しさをプレゼンするものではありませんから。
ただ、今の時代の若者には、今の時代の若者の感性と感覚があります。
それを素直にドンドン発揮し、伸ばして欲しいと思います。
しかしながら、自分ら大人が、若者に対して見えないもので結果的に
抑制してしまっているのではとも考えました。
二次会である若者に先輩面して一言アドバイスしました。
『◯◯◯やってみたら!』と。
それは、間違いなく誰もやらない事だと思います。それ位奇抜でアホという言葉が
ピッタリくるものです。意味などありません。理由もありませんが、唯一あるとしたら
誰もやっていないし、楽しそうだからでしょうか。
その若者は、楽しそうに食いついていました♫
が、
それが、先輩を立てる為に食いついたものなのか、
本当に楽しいと思って食いついたものなのかは定かではありません。
前者でない事を祈りますが(笑)
まぁそれならそれで、自分でやれば良いだけの事なので問題ありません。
提案から一週間以上が過ぎました。
行動に移したかどうかは、分かりません。
できれば、私のアドバイスにプラス自分のアイディアを被せてオリジナルにし、
行動している事を望みます。それをやったからといって自分は、『俺がやらせたんだ』とか
『元は俺のアイディアだ』とか言うつもりは、これっぽっちもありません。
その若者が行動に移していたのであれば、それは、その若者のものです。
実は、以外と私はちっちゃくありません(笑)
もっと楽しい何かを創造できますから。そのための楽しい仲間もいます。
少々の事は、何でもそこに自分の楽しさを見つけられますので♫
時間は、1週間もありました。
やったもん勝ち、楽しんだもん勝ちです♫
実は、今日夕方、ヒョンな事からSNS上にきっかけがあり、コメントすると
仲間のレスポンスが良く、一気に盛り上がりました。
もちろん、今日の話題ですので、即実行です♫♫
楽しい事は、即実行です。今夜すぐやります。
とりあえずやってみる!
出来ない理由などいくらでもあります。しかし、出来ない理由を探すには、
大切な時間を要します。そして出来ない理由を探している時間には、何の経験値も
価値もそして1番大切な楽しさも何も生みません。
もし損得で考えたら、時間だけが無駄に奪われ確実に損をしていると私は考えます。
ただただ、時間とアイディアがもったいないです。損ですよね!
できる理由を探せばオッケーです。
今回は、楽しそうだからが行動理由です。
コスト?→後から考えましょう。方法は今の世の中、いくらでもあります。
その行動の意味?→楽しいから!
それをやる理由?→その先に何があるかみたいから。とかっこつけても実は、
やはり楽しそうだから!が、1番の理由です。
40代のおじさんですが、若者に負けないように大人の対応で
楽しい事にドンドン尖っていきたいと思います。
考え方も楽しみも正解も決して一つではありません。
そこに飛び込む為の入り口は、たくさん持っていた方が絶対に楽しいです。
否定は、有益な情報等を遮断してしまうものになりかねません。
自分では、意識していなくても脳は間違いなく情報をシャットアウトしています。
結果的に行動に結びつくまでにかなりの時間を要してしまいます。
時間を要するレベルであればまだ良い方かも知れません。
何事も人それぞれです。
得手不得手もあります。
自分で何か新しい事を創造するのが苦手でもいいんです。
ならば、ちょっと勇気を出して楽しそうと思う事に飛び込めば良いんです。
何が楽しいのか分からないのであれば、『興味』を入り口にしましょう。
全ては、自分の一歩から始まります。
その一歩が、更に新しい楽しい事への第一歩に繋がります。
光栄な出会い
2017年3月7日(火)テーマ:ブログ
偶然、素晴らしい先生との出会いを頂きました。
『ハゲタカ』(2004年刊行)の生みの親である作家・真山仁氏です。
2007年にNHKでドラマ化され、
2009年には、映画化もされた素晴らしい大ヒット作品です。
会話にたくさんの時間を頂いた訳ではありませんが、
それでもハゲタカを通して描きたかった真山先生の想いの片鱗を
ほんの少しだけ垣間見えたような感覚を覚えました。
真山先生ご自身も1995年の『阪神淡路大震災』で被災されました。だからこそ、
東日本大震災被災地、被災者の胸中を痛い程良く理解できるのだと思います。
被災地で伝えたい事。
被災地に伝えたい事。
こちらの頂いた本は、まだ途中ですが、ある小学校を舞台に前半が始まります。
小学校の子供達から学ぶべき多くの事が、冒頭だけでも多く描かれています。
子供といえど一人の人間です。経験は少なくとも真っ直ぐです。
そして、それを引き出してくれたのがこれまた真っ直ぐな被災経験のある教師でした。
いつもアンテナを敏感にしておけば、どこでも何からでも気づくヒントはあります。
いつからでしょう?
経験を積む事、大人になる事と同時に失ってはいけないものを無くしたのは。。。
大人には、子供が持っていない多くのものがあります。
しかし、持っていたはずのものを子供という人間が大人に教えてくれるという
事実もあります。しかもたくさんの大切な事を。
大人の事情という大人の言い訳が通用しない世界。全て見透かされています。
人を思う気持ち、学ぶ姿勢は、子供という人間から学ぶのが1番のような気がします。
間もなく7年目を迎える東日本大震災。
嬉しく光栄な出会いでした。
〜3月08日・2:01〜
追記:訂正致しましたが、この物語の舞台は、フィクションです。
どこで勘違いしたのか、私の勝手な早とちりでした。大変失礼致しました。
サルベージ 〜気仙沼大島架橋〜
2017年3月5日(日)テーマ:告知・イベント
気仙沼大島架橋(長さ356m)
何十年越の想いが、もうすぐ叶おうとしています。
構想が持ち上がりもう何十年になるのでしょうか?
震災があり、命の架け橋として加速度的に現実味を帯びてきました。
些か机上の空論感を漂わせていたこのプロジェクトですが、
ようやくゴールが見えてきて、『あっ、本当に架かるんだ』という感覚の
気仙沼市民も少なくないと思います。
商工岸壁では、本土側と大島側を繋ぐアーチ型の橋が作られてきました。
その重さ2000㌧オーバー!!!
(撮影:友人・佐藤)
それを本土側から、なんとなんと船で吊り、そのまま移動して
陸側にある基礎部分に上から嵌め込むのだそうです。
凄い!!!
いろいろ凄い!!!
純粋に浮力って凄い!!!
まぁ、こんなデカい物を吊る事自体、ホント凄いんですが、
それにしてもサルベージ船のデカい事!!!
ホント見応えが有り過ぎます。震災の年に活躍して以来の来市です。
ちなみに市内を車で走ってても場所によっては、この巨大クレーンが
見えます。街の中からでもちょこちょこ顔を出すこのクレーン、
これはもう、リアルゴジラ、新ゴジラですね♫
(撮影:友人・佐藤)
東日本でのアーチ橋では、最長最大級の橋になるとか。
こんな作業は、なかなか観れるものではありません!
地元では、自分が生きているうちでは、
最初で最後になるビックプロジェクトだと思います。
船舶の航行が少ない、気仙沼魚市場の休場に合わせて作業しているらしいです。
また、県では、見学会等の準備もあるとか。
これは、必見ですものね。
メインになるアーチ部分は、長さ228m、高さ28m、重さ約2400㌧。
予定では、3月26日にクレーン船が8本のワイヤーで吊り上げるみたいです。
メイン以外の作業は、あと3〜4回はあるみたいですが、
いずれも朝4:30あたりにスタート予定だとか。
本土側の鶴ヶ浦地区には、見晴らしの良い場所もあるんですが、
この地区まで車で行くには、道路も狭く十分な対向スペースが有るところと
無いエリアがありますので、車の際はご注意下さい。
しかも、Uターン不可能エリアも多数存在しますので、重ねてご注意下さい。
またメインの3月26日は、交通規制が敷かれる等の噂もある事から、
事前の情報収集は必須です。
天候、作業の進捗等により予定は変わると思いますので、
詳細は、適切な場所への問い合わせがベストかと思います。
現時点では、どこに問い合わせしたら良いか分かりませんので、
不親切ではありますが、ご自分でお探し下さい♫