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2016年10月27日(木)テーマ:新富の思い入れ
全国には、様々な窯元、先生、有名な器等ステキなものがたくさんあります。
中でも日本六古窯というものがあります。
中世の時代から現代まで生産が続いている代表的な窯の総称だそうです。
私は備前焼が好きで、事業再開する際は、カウンター専用の器として揃えようと思っていました。
しかし震災以降食材等もそうですが、地元の重要性や素晴らしさを学び、気仙沼を始め東北を元気にしていきたい!東北にも素晴らしいものがたくさんあるんだということを広く知ってもらいたいと強く思うようになりました。
それもやはりインターネットの普及、SNS等の躍進で、地方にいてもリアルタイムで大都会と同じ情報を入手できる素晴らしさ、自分で興味を示せばある程度の情報は何でも手に入る凄さ。
こんな素晴らしい文明を使わない手はありません。地方の可能性は、無限に広がったのではと思います。
決して地元に『拘る』という感覚ではなく、地元に『思い入れ』をしっかり持つという感覚です。
そうした中、出会ったのが、本間先生でした。
本間先生は、気仙沼のお隣、藤沢町にて登り窯で焼き物をされています。
登り窯は、大小二つあったのですが、東日本大震災で大きい方の窯が使用不能になったそうです。
しかし、小さい方は奇跡的に助かり、現在でも現役で活躍しています。
また築200年は超える古民家のギャラリーは、どこを見ても素晴らしいです。
特に御挨拶にお伺いした時のいろり場は、本当にステキな空間でした。
本間先生もとても柔らかく、御人柄が滲み出てる素晴らしい先生です。
もちろん作品にもそのまま反映されてます。
存在感はありつつも前面に出過ぎず、優しくお寿司を演出してくれる先生の作品は、
とてもお気に入りです。
その中でもお気に入りの一つが画像の作品です。
ここで語る位、焼き物に詳しい訳ではない自分ですが、
作品が出来上がる前からお寿司を載せ、お客さんに提供した時のイメージは、楽しいものでした。
釉薬を使用せず、焼き絞めの作品をお願いし、カウンター専用の器として7枚焼いて頂きました。
新富のカウンターを特別な空間として一緒に演出してくれるステキなスタッフです。
器を窯に入れる場所、その瞬間の火加減、火の流れ、瞬間瞬間を織り成す焼き物は、
二つとして同じものはできません。
究極の一期一会ですね。
ご来店の際は、ぜひカウンターでお寿司はもちろん、本間先生の
想いの籠った素晴らしい器も一緒にお楽しみ下さい。