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今日は、うちで使わせて頂いてる『桶』を改めで紹介したいど思います。
制作者は、『金田孝一氏』、まだまだ若いもんには負げねー!と豪語する金田さんは、
推定80歳?は過ぎでるけんと本当に凄いんです!
今でも木を勉強するため暇さえあれば山に行ってます。
もちろん平地で飛んだり跳ねだりするのは、若い人には
敵わないべけんと山の中では間違いなく金田さんの方が早いべな!
いろいろ御紹介したいお話はいっぺーあるんだけんと
今日は別なお話という事で!
金田さんどの出会いは、震災の約半年前になります。
宮城県内では、多分だけんと唯一の『桶職人』かと・・・。
当時使っていた飯台(職人さん制作)を持ち込み、これと同じサイズで作って欲しいと
お願いしました。
金田さん『これ何年使ってんだべ?』
新富『約35年です。』
金田さん『あんだだぢみだいな人がいるがら俺ら桶職人は儲がんねーんだでば!』
と叱られましたが、凄い嬉しそうな顔してました。
作って頂ける事を快諾して頂き、
数ヶ月後。
凄い出来映えの飯台でした!!!もう最高!!
持ち帰り、眺めているうぢにシャデど相談しながら
『これで初めて炊いだシャリで金田さんに寿司持って行ぐべ!!!』
という事になり春を待って約二ヶ月。(金田氏の所は、豪雪地域)
東日本大震災
せっかく作ってもらった飯台が一度も使用する事なく
流されでしまいました。
震災がら数ヶ月、流され寿司の活動が始まっていろんな種類の出張依頼を頂き
どうしても飯台が必要になってきた。
そこで無事の報告も兼ねでもう一度制作をお願いしようど金田さんに連絡。
有難い事に快諾して頂きました。感謝です。
〜桶職人の哲学と技術が詰まった逸品〜
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私たちが使っているシャリを切る飯台は、
樹齢約500~600年のあすなろから作られています。
でも私たちがこだわったのは、この樹齢ではなく、
桶職人の金田孝一さんに作っていただくことでした。
金田さんは「木を知るには五十年以上かかるんだ」と言います。
人間一人一人の性格が違うのと一緒で、木一本一本にも性格があるそうです。
金田さんは昔からの言い伝えを守り、木とじっくり向き合い、その性格を熟知することを
大事にして、一つ一つの桶を丁寧に作っていくのです。
森から川へ、川から海へと水が流れていくように、海はたくさんの恩恵を森から受けています。それと同じように、山の桶職人から海の寿司職人へ、そしてお客様へとつながっていく想いがあります。私たちは、これこそが最高の隠し味になると信じています。 桶に込められた金田さんの想いを、私たちが握る寿司から感じていただけたら嬉しいです。
新富寿しホームページより抜粋
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通常タガは、4〜5本の竹で編まれでるそうですが、
金田氏のタガは、6本で編まれでいます。
そして内陸の竹は、海辺のものと比べるとやや固めでしなりも少なくささくれ立つそうです。
金田氏は、その地域性がら源泉の熱い温泉につけ込み滑らかにします。
そうする事によって滑らかでささくれ立たないステキなタガが作られでいぎます。
そして一切接着剤を使用しておらず本当に素晴らしい作品です。
うちでは大きなシャリの飯台の他、4合瓶の冷酒を冷やすのに使用するものを
五個制作して頂きました。
お酒を御注文頂いだお客様には、この桶を水氷にして提供してんだけんとわっつら御好評です。
テーブルの上にあるのがうちで制作して頂いだ桶です。
そして、当 ブログ初登場『金田氏』です。
80歳過ぎだ今でも現役バリバリで、挑戦する気持ぢも未だ現役バリバリ!
木や桶以外にもホント勉強になります。
つづく