![]()
![]()
![]()
![]()

2026年2月8日(日)テーマ:blog
今年は、最強寒波という
天気予報をよく見かけます。
閑散期だし、
寒いということもあり
インプット作業が多くなるので
PC前(仕事)が多くなる。
必然と”動けない”という
大儀が成立するので
必要以上に食べても
問題ないよーーー!
という甘い誘惑と
日々格闘している
寿司屋の大将です。
冬は、どちらかというと
苦手ですが、嫌いではない。
いろいろと試していたら
少し楽しくなってきたので、
引き続きいろんなことを
試しながら
ブログにしていきたい。
=====
今日は、
寿司屋にとって大事なシャリ
そのシャリの源になるのが
お米であり、稲であり
田んぼです。
今日は、稲に焦点をあて
進めていきたいと思います。
=====
春が待ち遠しいこの時期
風に揺れる稲の列を
想像してみると
なぜだか心が静かになる。
水を湛えた(たたえた)田に空が映り
雲がゆっくり流れていく。
特別な景色ではないはずなのに
日本人の多くがこの風景に
どこか懐かしさを覚えるのは、
稲作が私たちの暮らしや
価値観の奥深くに
根付いているからかもしれない。

稲は、人の力だけでは実らない。
雨があり、陽があり、土があり、
そこに人の手が重なって、
はじめて一粒の米になる。
天候に恵まれなければ収穫は減り
手を抜けば思うような
実りにはならない。
自然と人の間で
折り合いをつけながら
育てる営み。
それが稲作だ。
この「思い通りにならなさ」は、
現代の私たちの生活とは対照的だ。
ボタンひとつで
欲しいものが届き、
答えはすぐに検索できる。
早く、効率よく、
結果を出すことが
良しとされる時代に
稲の成長はあまりにゆっくりで
まどろっこしくさえ見える。
けれど、
だからこそ
稲の姿には学ぶことが多い。
苗を植え、
草を取り、
水を管理し、
ただひたすら季節を待つ。
目に見える成果が
出るまでには時間がかかる。
それでも人は手を止めない。
実ることを信じて
日々の手間を積み重ねる。
ものづくりも同じだと思う。
すぐに答えを出そうとせず
手間を惜しまず、時間を味方につける。
派手な成果よりも
積み重ねの確かさを大切にする。
そうして生まれたものには、
なぜか安心感が宿る。
使い手の生活に
静かに溶け込んでいく力がある。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
という言葉がある。

豊かになるほど
人は謙虚であるべきだという教えだ。
稲は、実りの重さで穂先を垂らす。
その姿は、誇るのではなく
静かに恵みを分かち合う
在り方を教えてくれているようにも見える。
目立たなくてもいい。
すぐに評価されなくてもいい。
それでも
確かな豊かさを、日々の中に届けたい。
稲の風景を想像しながら
そんなことを考える時間が
今の時代には案外
大切なのかもしれない。
効率や速さばかりを
求められる毎日
現代社会にありがちな
『しっかり実れ!』
『実らない=努力不足』
という話ではありません。
たまには立ち止まって、
稲のようにゆっくりと
時間を味方につけてみませんか。
焦らなくても小さくても
あなたが積み重ねてきた手間は、
いつか必ず確かな実りとなって
あなたを支えてくれるはずです。