出船送り
2020年6月13日(土)テーマ:ブログ
新型コロナの影響を受け予定日より2ヶ月過ぎても出航できなかった地元の遠洋鮪船が、
相次いで無事出航を迎えました。
この日は、出船を歓迎するかのような正に出船日和。
船員さんたちも皆さんキラキラした目で光っていました。
気仙沼ならではの【福来旗(ふらいき)】で声援をかけ笑顔で送り出します。
これから1年という長い時間、陸を離れ厳しい洋上生活が始まります。
僕らにできることは、声援を送り元気に送り出すこと。
一方で、船員さんのご家族にしてみたら1年もの長い間、家族と会えなくなる儀式のため、
出船送りは辛いとか。小さな女の子が、大粒の涙を流していました。
経験の無い僕らには、軽々しく同調してはいけない気持ちがあります。
しかし、船員さんたちがいるからこそ美味しいマグロの一貫がつくれます。
ここに来るとより大切に扱おうという気持ちが強くなります。
平日にも関わらず、多くの方々が見送りに来ていました。
そんな中、
『漁師さんは、私にとってアイドルなんです!』と言い切る一人若い女性がいます。
いつも笑顔全開♬ その女性からは、漁師さんへの愛と尊敬が分かりやすいくらいに
ダイレクトに伝わって来ます。
出船送りでは、いつも人一倍元気に声を出しいつも一人最後まで見送りをします。
この日も福来旗左手に両手いっぱい広げて見送りしていました。
先日も数人で漁師さんについて話す機会がありました。
出船送りにかける思いも人一倍な彼女からは、多くの学ぶべき姿があります。
真摯に向き合っている彼女の視線は、ジャンルの違う漁師さんについても的確に
捉えていて面白いお話を聞けました(笑)
また、若い漁師さんからのなんとも悲しすぎる一言も教えてもらいました。
この言葉には、正直自分ら大人の責任であるし、魚に携わる人全てに心寄せて欲しいという
思いが強く残る言葉でした。
漁師さんは、本当強く優しい方々ばかりです。
この出船前日、ある若者たちが、
『明日、出船送りに行くんです』と楽しそうな顔で伝えてくれました。
その若者たちと会場で会うと
『ヤバいです!感動で、ホント泣きそうです』と興奮気味でした。
そんな感動する出船送りは、
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【88清福丸 387t】
日時:6月14日(日)午前11時発
場所:気仙沼港 コの字岸壁
※気仙沼つばき会からの福来旗貸し出しも予定あるとか
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時間をつくってぜひ参加してみては♬