酵母
2020年2月24日(月)テーマ:日本酒
先日、お酒のことを聞かれたので楽しくお話したら、
『まだ喋べるんですか。もう結構です。うっせーハゲ!』
なのか、
『へー、凄いんですね日本酒って!もっと聞かせてください♬』
なのか。
見極めが難しい年頃の寿司屋の大将です。
※画像:【カネナカ】は完売致しました
後者であって欲しいという願望を抱きながらも前者の可能性が
高いので意識するのは、その時に与えられた自分が話して良い
時間内に完結に話せることです。
最高の内容のお話で、寿司屋とうとうヒーローになる!
それが、時間を誤るとヒーローのはずが、一気に雑草扱いです。
ここが、接客業の難しいところで楽しいところでもあります。
安定の2文字を言わせないためにも気を引き締めて
取り組んでいく所存です(笑)
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■酵母
相変わらず日本酒の面白いこと面白いこと♬
順調に進んでおります。
ちょっと前までは考えられなかったエリアに到達しました。
酵母です。
酵母って、健気で最高にかわいいっすね!
分離されてから100年近く経つ今でも?大活躍している
きょうかい6号。
現在使用されている酵母の中では、最古らしいです。
人間は、成長著しい10代でも一番元気な20代でもどう頑張っ
ても10年区切りですが、きょうかい6号は、サイヤ人みたいに
活躍できる期間が、超ロングなんでしょうね♬
まだまだ元気に大活躍です。
■地酒に
目を向けると、宮城県でも色々な酵母を使用しているようです。
宮城酵母という種類の酵母があるようですが、どうやら親株は、
きょうかい12号とか。そこから試行錯誤、分類され今の酵母に
たどり着いているようです。
例えば、うちで取り扱いさせていただいている無濾過純米生原、
中でもシャムロックは、宮城A酵母(←今この辺を勉強爆進中)です。
この宮城A酵母、なかなか勉強しがいのある酵母で、ようやく
正体らしいところにたどり着いたのですが、正解かどうかは、
いつか杜氏さんに聞ける日を楽しみに♬
酵母は、それぞれ特徴と性格があり、吟醸酒や純米、本醸造と
いった特定名称酒をつくる上でそれぞれに向き不向きがある
ようです。
毎年味を安定させる技術は凄いという認識ができるように
なったし、安定しない(あえて、許容範囲内で)という造り方も
これまた杜氏さん、酒蔵さんの歴史があるからこそつくり出せる
ものだということも少しづつ知れるようになって来ました。
訪問したい酒蔵さん、たくさんあります。
目指せるところがあるということは、出会いもあれば学べる機会も
増えるということなので幸せなことだと思います。
うちも同様に目指して来店して頂けるお店、もしくは、
呼んで頂ける人になれるように励んでいきたいと思います。