光栄な出会い
2017年3月7日(火)テーマ:ブログ
偶然、素晴らしい先生との出会いを頂きました。
『ハゲタカ』(2004年刊行)の生みの親である作家・真山仁氏です。
2007年にNHKでドラマ化され、
2009年には、映画化もされた素晴らしい大ヒット作品です。
会話にたくさんの時間を頂いた訳ではありませんが、
それでもハゲタカを通して描きたかった真山先生の想いの片鱗を
ほんの少しだけ垣間見えたような感覚を覚えました。
真山先生ご自身も1995年の『阪神淡路大震災』で被災されました。だからこそ、
東日本大震災被災地、被災者の胸中を痛い程良く理解できるのだと思います。
被災地で伝えたい事。
被災地に伝えたい事。
こちらの頂いた本は、まだ途中ですが、ある小学校を舞台に前半が始まります。
小学校の子供達から学ぶべき多くの事が、冒頭だけでも多く描かれています。
子供といえど一人の人間です。経験は少なくとも真っ直ぐです。
そして、それを引き出してくれたのがこれまた真っ直ぐな被災経験のある教師でした。
いつもアンテナを敏感にしておけば、どこでも何からでも気づくヒントはあります。
いつからでしょう?
経験を積む事、大人になる事と同時に失ってはいけないものを無くしたのは。。。
大人には、子供が持っていない多くのものがあります。
しかし、持っていたはずのものを子供という人間が大人に教えてくれるという
事実もあります。しかもたくさんの大切な事を。
大人の事情という大人の言い訳が通用しない世界。全て見透かされています。
人を思う気持ち、学ぶ姿勢は、子供という人間から学ぶのが1番のような気がします。
間もなく7年目を迎える東日本大震災。
嬉しく光栄な出会いでした。
〜3月08日・2:01〜
追記:訂正致しましたが、この物語の舞台は、フィクションです。
どこで勘違いしたのか、私の勝手な早とちりでした。大変失礼致しました。