BLOG 大将ブログ

延命処置

2016年6月29日(水)テーマ:ブログ

朝、いつも見る番組があります。
友人?が出ている事もあり、いつか何かの時に
ネタにしてやろうとほぼ欠かさずみます。
とは言うもののホントいろいろためになるので
実は、あまり言いたくなのですが、結構好きで見ています♬

昨日その番組内において『延命処置』についてやってました。

これは、誰にでも関わる問題なので、将来を見据え
真剣に見入ってしまいました。
何かをきっかけに自分の意思が伝えられない状況になった時の
ための家族間での話し合いです。

その時出演していたのは、80代のご夫婦、そしてその家族でした。
奥様が、いくつか病気を患っているようです。
意思を伝えられない状態になった時、どうしますか?という
病院からの提案?がされたような感じでした。
(すいません、最初の方見れなかったので・・・)

本人は、断固延命処置は拒んでいます。
旦那様は、『若い時、女房にえらい迷惑をかけたので、少しでも
長く楽しんで欲しい。お世話させて欲しい』というような感じの事を
言っておられました。ちなみに旦那様は、炊事、洗濯と家事を全て
こなし奥様に献身的に尽くしてるご様子の映像でした。

このご夫婦のお子さん達は、本人の意思に賛成。
同居している息子さんだけが、反対のご様子です。

実は、この家族での話し合いがされるきっかけになる
出来事がありました。
ご本人が、トイレの後に胸が苦しくなり倒れてしまいました。
旦那様と息子さんは、それに気づき急いでベットに運びました。
そして旦那様が、慌てて救急に電話して救急車を!

当たり前の行動だと思います。

しかしその時、最愛の奥様が、ベットの上で苦しみながら
発した一言『救急車は呼ぶな!!!』でした。
この一言に旦那様は、ビックリだったそうです。

その後、延命処置を希望する意思表示をしていた旦那様は、
病院(何とか指示書?というのがあり意思表示出来ない状況に
なった際の延命処置等、何をして欲しいかの内容にチェック
していくもの)に対しても家族に対しても
《延命処置を望むが、本人の意思に同意する》という
意識に変わったといいます。

※ちなみにこの何とか指示書(正確な名前が分からなくてすいません)は、
定期的に本人、家族等に再確認され状況対応できるものみたいです。

家族でもみんな個々に考えも捉え方もそれぞれです。
本人も大変ですが、家族も様々な問題に直面します。

自分は、本人の意思確認することができない状況で、
病院から急に『延命処置はどうされますか?』と問われた事が
10数年前にあります。
正直、ビックリしました。
自分が、自分以外の命の選択をしないといけないか!と
何とも言えない気持ちになったのを今でも覚えています。
この時は、精神的にかなりキツかったです。

しばらくの間《本人は望んだんだろうか》、
《あの決断は、本人にとって幸せ》だったんだろうかと
いろいろ悩みました。
今でも分かりませんが、出ない答えで悩むのはやめよう
そして、あの時の自分や家族で様々な形で考えた上での
決断だったんだと少しづつ肯定できるようになりました。

これは、凄く難しくデリケートな問題です。
しかし、凄く大切な問題で、誰にでも起こりうる事でもあります。

送られる側、送る側、家族としてどこを尊重するか?
命なので難しくて当たり前です。
だからこそ、みんなが元気なうちに話し合い、意思表示していく
ことが大切なのではと思います。

少しでも経験したことのある自分としは、
その時、家族が揉める事無く苦労かけることなく
人として過ごせる最後の1秒まで、
自分を含め本人の意思を尊重したいと

今はそう考えます。

※何とか指示書
真面目な問題を語っているのに適当でホントすいません。
この記事を書き終えるまでに思い出せればと思いましたが・・・。
ご了承下さい。


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