世界一のお寿司のお話
仕事しながら泣ぎそうになるようなお客さんに
今夜握らせで頂いだ。
そのお客さんは、3名予約無しで来店。
おじいちゃん、おばあちゃん、そして男孫だった。
会話を聴いでるどどうやら孫が成人式出席のため
帰省してきたらしい。
『大将、孫が成人だがら寿司ごっつぉしてけるって』
『あらぁ、いいですね〜!』
『んだがら!!めがね曇ってきたや〜』
と感動で目頭熱くさせながら語るおじいちゃん。
お孫さんを見るど優しそうな目をしているし、
しゃべらなくても持ってる雰囲気に角が無い♬
お孫さんの気持ぢに感動して、
そんな大切な時間と思い出の場に当店を
選んで頂げだ事に感動して、お寿司作りながら
あぶねぐこっちまで泣ぎそうになってしまった・・・。
実は、俺めっちゃおばあちゃんっ子だったんで、
マジでいろいろ羨ましいッス。
おじいちゃんが、声に出して『美味しい、美味しい』と
連呼してだけんと、全然違いますね!
あの台詞は、間違いなくお孫さんに言ってる感謝の美味しいだった。
『めがね曇ってきたや〜』なんて笑いながら涙をこらえでる
照れ屋のおじいちゃんだがら、今日の美味しいは間違いねぐ
お孫さんに言ってました。
このご家族に握る時は、より感謝の気持ぢを込め
そして自分のおばあちゃんもちょっと思い出しながら
握らせでもらいました。
このご家族の空気感に触れられた事に
マジで感謝です。
感動させで頂きました。ありがとうございました。
しかし、お孫さんど一緒にお酒飲みながらお寿司を食べで、
お孫さんに御馳走になるお寿司って、どんな味するんだべね。
このおじいちゃんおばあちゃんが味わったお寿司って、
極上ネタでも有名店でもだせない
世界一美味しいお寿司なんだべぁ・・・。
お寿司作ってる自分でさえ、作れない味わえない
限られた方しか食べれない世界で一番のお寿司のお話でした。
わっつら幸せ気分です♬